スウェーデンのイエテボリ大学における研修
2009年6月6日(土)〜14日(日)の期間、イズミ歯科をお休みして、スウェーデンイエテボリ大学にて研修をして参りました。研修期間中は大変ご迷惑をおかけいたしました。
最新の歯周病治療について、本場で学ぶ機会を得、大変ありがたく思っております。これも患者様の皆様のご理解とご協力のおかげと思っております。ありがとうございました。スウェーデンは歯科界においては、世界最先端の国として知られております。その治療方法、技術、歯科材料、薬においても、最新のものはみなスウェーデンから発信されています。今回貴重な時間を使わせていただき学んだ事を、今後も患者様お一人お一人に、最高の治療としてお返ししていけたら、と考えております。
講義中の様子は撮影不可ということで、写真がありません。講義・実技など、さまざまありましたが、細かく書いても大変専門的になってしまいますので、大まかな話だけ掲載します。
世界保健機関(WHO)が行った調査によると、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの人たち(スカンジナビア半島の人たち)の虫歯&歯周病の罹患率(病気にかかっている人の率)が、世界の中で明らかにとても低いということでした。
スカンジナビア地方に住む人たちが、特に虫歯になりにくい人種というわけではありません。これらの国では、子供たちを対象にした長期公衆予防対策の研究を行って、学術的に根拠のある(EBM・・・・Evidence Based Medicine)、臨床データに基づいた正しい「虫歯予防」のプログラムを確立し、そしてまた実践しているからに他なりません。

このプログラムを「スカンジナビア方式」といいます。イズミ歯科ではこの「スカンジナビア方式」の虫歯予防を実践しております。
今回の研修は日本における「スカンジナビア学派」のトップである、岡本浩教授率いる歯科医師たちの研鑽の場となりました。岡本教授は30年以上も前にイエテボリ大学のヤン・リンデ教授の下に留学され(リンデ教授にとって初めての外国人留学生)、帰国後は日本において「予防」の基礎を築いた方です。
また授業を受け持った教授陣のトップバッターだったリンデ教授は、1969年にイエテボリ大学に国内初の歯周病学の専門講座を作り、若くして教授になられた方です。今では「スカンジナビア学派」を牽引する、世界的権威であります。

現在日本では「米国学派」が主流です。これはどういうものかといいますと、どこまでも対症療法的な処置であり、「予防」の概念はありません。米国では古くから歯周病の専門医がいましたが、「訴訟大国」という性質上、訴訟問題に発生する前に、治療困難な歯を抜く傾向にあり、歯周病治療においては最新の外科手術をいろいろとあみだしてきました。

これに対してまだ歴史の浅い「スカンジナビア学派」ですが、こちらは莫大なデータをもとに歯周病を研究し、国をあげて「予防」に取り組んできました。どちらの学派が正しいとかそういうことではありません。両者はお互いに知識を分かち合い、より良い治療法を研究し続けています。
スウェーデンの様子はこちらのフラッシュアルバムから   

「スカンジナビア方式」の予防歯科って何?  




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